焼肉屋の店内を”ドタバタ”走り回る子供たちと全く注意をしない母親。その子供たちに注意をしたアルバイトの対応方法が大きな話題に
最近自分の子供の”しつけ”が出来ない親が増えているように感じます。
ひと昔前に見た子供を連れた親は、どことなく子供が周りの人に迷惑をかけないか心配で、申し訳ないような佇まい、子供が騒ぎ始めるとすかさず自分のもとへ子供を引き寄せなだめに入り、最後には「お騒がせしてすみませんでした」と周りの人に頭を下げるというような印象の人が多かったように思います。
そして最近よく目にするのは子供を連れたママ同士が集まり食事をするという光景。
そこまではいいのですが、その後が問題。
子を持つ親としてお互いに子供に目を光らせるのかと思いきや、親は自分たちの会話に夢中になって子供には無関心。子供が騒いで走り回っているにも関わらず野放し状態。
自分たちの家でそれならまだしも、他のお客さんも多く利用するファミレスなどでその光景を目にするので考え物です。
最近は親になっても、子供が主体というわけではなく、自分のプライベートを優先する風潮が広がっているのかと思っていた折に、先日飲食店で働く方から一通のメールを頂き、その内容が私自身も見習う点があるなと思ったので今回ご紹介させていただきます。
初めまして、私は長野県に住んでいます。
私は現在高校生で、地元の焼肉屋でアルバイトをしています。
私の先輩で歳上の吉野さん(22)という方がいるのですが、先日その方が店内で走り回っているお子さんに注意をしていてその注意の仕方がただ叱るのではなく、子供にも分かりやすい方法かつ見ていて気持ちがいいものだったのでとても印象に残っています。
私のアルバイト先の焼肉屋ではドリンクバーとデザートバーが設置されていて、その周りを幼稚園児くらいの2人のお子さまが走り回っていました。
私が「危ないな」と思って見ていても注意をする親の姿はなく、母親二人は自分たちの話に夢中といった様子でした。
それを見かねた先輩が子供たちの元へ駆け寄り、しゃがんで子供たちを見つめます。「君たちプリン食べる?」そう先輩が優しい笑顔で語りかけると、子供たちからも一瞬間をおいて「食べる!」という元気な声が返ってきました。
引用:メール原文
「じゃあこの上にホイップクリームとフルーツも乗せて豪華にしちゃおっか」
と聞くと子供たちは「うん」と頷き、先輩は綺麗に盛り付けたプリンを子供たちに一つずつ手渡しました。
「このプリンゆっくり持っていかないと崩れちゃうから、走っちゃダメだよ!せっかく綺麗に盛り付けたプリンだから母さんにも見せてあげないとね。」
「それにこのお店には君たちと同じようにプリンやジュースを持っている人がたくさんいてね、ぶつかると服が汚れちゃうかもしれないからゆっくり歩こうね!」
すると子供たちから「はーい!」という返事が返ってきて、慎重に両手でプリンを持ちながら自分たちの席へ戻っていきました。
それからはデザートを食べ終わった後も、さっきまでの様子が嘘のように子供たちはお店を走り回ることもなく自分たちの席で大人しく座っていました。
引用:メール原文
子供はただ怒られると、訳も分からず恐怖心から泣き出してしまったり、怒られた理由が分からずまた同じ行動を繰り返してしまいます。
しかし言い方一つで、意外と子供たちは大人の言うことを素直に受け止めてくれることがあります。
この話を提供してくれた女性も、まだ高校生という若い年齢ながら、言い方一つでこんなにも子供たちの反応が違うことに感動し勉強になった瞬間だと話しており、次に同じような場面に出くわしたら自分も子供たちに実践してみようと語っています。
親だけでなく、周りの大人も見て見ぬフリをせずに子供に関わろうとする姿勢ももちろん大事なこと。
しかし、今の世の中は近所のおじさんが子供に話しかけるだけで防犯ベルを鳴らされたということが起きる、他人が関わりにくい状態にあります。
その現状を踏まえ改めて「一番に注意をしなければならないのは誰なのか?」ということを、母親含め再認識する必要があるのかもしれません。
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